日本の人口減少時代に入り、今でも頑張って営業しているが、10年後の自社の将来像が見えてこない。
そんな悩みをお持ちの経営者は多くいらっしゃいます。またそういった相談も多いです。
やり方については、大きく2つに分けられます。企業向けの商品か、消費者向けの商品かに分類できます。
企業向け商品については、直接企業(製造業者)に販売していく商品か、納品後もフォローが必要で国内から対応できないために現地の商社(卸)などを通じて販売していく商品かに分かれてきます。
基本的な販売促進方法としては、展示会の出展やDMなどによるプロモーション、アポイントメントを取っての直接訪問などがあります。
ちょっとした注意事項ですが、よく公的機関が支援をしている展示会への出展を薦められて出られるかたも多くいらっしゃいます。
展示会は、そのテーマが明確に決まっており、自社のターゲットとする企業が来場される可能性があるかどうかが重要な要素になります。
公的機関では、事前に支援する展示会が決まっており、「近いかも」で出展しても効果が出ないことが多いです。
海外の展示会は、出展費用が安くなっても、出張費用、人件費、物流費など多額になり、費用対効果が最悪だったとの意見もよく伺います。
出展する展示会が自社の商品とターゲットに合っているかを見直してみてください。
また、とりあえず、海外まで行かなくても、海外で売れるかどうかを簡単でいいので調べてみたいとの思いであれば、国内で開催されている国際展示会を見に行ってみることです。
その中で、自社と同類の商品を扱っている外国企業の担当者と意見を交換してみることも、国内からできるマーケティングになります。
消費者向け商品については、その価格帯によって調べ方が変わります。低価格から中価格帯までであれば、個人でネット販売をしてみることもマーケティング手段のひとつです。
海外のネット販売サイトに登録して、自社商品の売ってみることです。日本のネットショップでもそうですが、ターゲットを想定して、キャッチコピーや説明文、写真などを少しづつ修正していき、海外のどの国でどんな言葉が響くのかを、アクセス数から分析していく手法があります。
この手法は、まず個人として挑戦していけるので、コストが掛らずに、国ごとの分析が可能になるメリットがあります。
しかし最初の内は、なかなかアクセスしてもらえずに、時間が掛かってしまうことが難点です。